昨年夏にオープンの伊ざわを、久しぶりに尋ねた。

広尾駅からだと、有栖川公園沿いの急な仙台坂上を上ってちょっと下ったところにある隠れ家。

 四季折々の風情ある、お庭がステキなんですのハート

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コースもあるが、カルトも充実。

桜鱒の木の芽焼(1,500円)

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このじっくりと炭火で焼き上げられた艶&照り具合と木の芽の彩、脇にさり気なく添えられている飾り切りの木の葉生姜の繊細な美しさと言ったら・・・

こういうものは、料理や料理人に敬意を払い、しばし鑑賞してから食したい。 

だって箸を入れて崩すのに躊躇するほど、完成されていて、美しすぎる。。。

さて、3月に入り、まもなく春もたけなわ、春はあけぼの、

いや花より団子で、春はたけのこ!

春筍と近江牛の鍋。(6,000円)

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“水コンロ”という、趣のある、炭火の鍋で味わう鍋。

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 これまた鮮やかな霜降りの赤肉に、筍の黄、菜の花の緑、わらびの黒など彩りも目に鮮やか~

 半ば、煮えてきたら、ここに木の芽を贅沢にざあっと。

これがまた、深イイ、なんとも言えない風雅な味わいなんですねえ。

 穂先はシャクシャクと歯ごたえのいい清清しい生の筍と、しっとりと柔らかく肉厚な、とろけるような近江牛を交互に味わう幸せ!

嗚呼、繊細なる和食の美学と技を堪能・・・! 伊ざわは、ワザワザいく価値のある店なり~。